そこで揺らめいているのは 仲間が起こした私の分身
向こうで地を這っているのは やつらが撒いた私の分身
やつらの生きながらえる術だった私が
やつらの畏怖の対象だったはずの私が
いつからやつらの僕などになったのか
だがそれでもかまわない
やつらは私を支配した気でいるだけ
己を過信して造り上げた 平和のためと称した兵器は
いずれやつら自身を滅ぼすだろう
やつらがいつか目を覚ますだろうなどと
そう考える私など
自分自身に焼かれてしまえ
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